企業理念と自分の生き方
Philosophy

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その営みがいかに小さくともこれみな公事 

(小さくとも社会の発展に貢献できる企業であること)

私たちの経営理念「小さくとも社会の発展に貢献できる企業であり続けたい」は、高田屋嘉兵衛の生きざまにつながります。

 

高田屋嘉兵衛は、司馬遼太郎が著した実話『菜の花の沖』の主人公です。嘉兵衛は、江戸時代後期、貧しい家に生まれるという困難な状況の中から、船乗りになり、船を持ち、商売を起こし、それを拡げ、新しい土地と人に自らの使命を見出していきます。そして、ロシアとの外交上の問題ゴローニン事件を解決に導きます。

 

交渉相手に信義を見出そうとした嘉兵衛は拿捕された極寒のロシアの地で、兄弟や仲間を亡くしながらも部下に希望を与え続け、持ち前の度量の大きさと聡明な人柄、そして嘘のない言葉で会話の通じないロシア人の心をも動かし、死を覚悟しながらも『ロシアとの和平』をひそかに抱き、一民間人として堂々と大国と渡り合いました。

 

『菜の花の沖』のあとがきで谷沢永一氏は「相手を裸の人間として尊重し、自分は捕虜の身ではあるけれども国家外交をやってみよう」と決意し「人間としての尊厳」を保ち続け、結果ロシア側の「威圧的な案」を撤回させたと解説しています。

 

嘉兵衛は私のふるさと淡路島の生まれです。嘉兵衛にちなんだ記念館や公園などもあります。また、当時の国内貿易の発展に尽くしたことから、函館には開港100周年の際に建てられた高田屋嘉兵衛像が港を見守っています。

 

私どもも、この高田屋にあやかり、自分に与えられた役割は何なのか常に考え行動し、日本の輝かしい未来の一助になれるよう小さいながらも努力し続けます。